いつぞやの箴言で。

「ただ見てばかりいないで自分もそのようにつくってみてはじめて
つくることがどれほど難しいか分かる」

とありまして。
それで思い出したこと——。

月明洞で岩を積む作業を見る機会が多かったのですが、
女性は手伝いたくてもできることが限られていて、とてももどかしく思っていました。

作業も終わったある日の夕方。
現場の近くを通りかかった時に、
きれいに片付けられた道具を見つけました。

で、思わず写真を。笑

そこでふと、
これ、どのくらい重いんだろう？
と思って、片っ端から持ってみたのですが…

いやーーー、ハンパなかったです。笑

岩をクレーンで引き上げるために、ワイヤロープを使って吊るすのですが、
そもそもそのワイヤロープが、重い💧
直径何センチあるのか、鉄でできたロープ自体、
一瞬片手で持ち上げることはできても、
それを岩に巻き付けて、とか、肩より上に持ち上げてとか、無理💦

そして、そのワイヤロープとワイヤロープをつなぐ連結用の金具（シャックルというらしい）。
これまた、手のひらサイズでも侮るなかれ、一つで２～３㎏は、ある。
気軽に持てるものでは、ない💦

これは…いくら体力筋力あっても、女性に作業は、無理、でしょう^^;
男性でも、普段から鍛えてるとか体力仕事している人でないと、下手したらそれでも難しいかと^^;

それと、砂利を運ぶ、箕。
なんであんな少しずつしか運ばないんだろう？と思っていました…。

クレーンで岩を持ち上げ、置いて、位置が定まったら、
その岩の周りに、砂利より大きめの礫を入れて隙間を埋め、
そのあと砂利を入れて上からたたいて足元を固めます。
砂利を岩を立てたところまで運び上げるのに、
箕に砂利を少しずつ入れてバケツリレーのように運びあげるのですが、
これも実際に持ってみると……少しずつ、でないと、無理。続かない💦
なんなら空っぽの箕でさえ、重く感じます。
さらに、礫なんて、一つずつ手で持ち上げないと、到底運べない…。

——これ、やった人にしか、わからないと思います。ほんとに。
ただ手で持っただけでもこんななのに、
これで一日中作業したら…
それを何日も、それも昼夜問わず休みなく…

ただ見てばかりいないで自分もそのようにつくってみてはじめて
つくることがどれほど難しいか分かる

はい。その通りです。すみません。アーメン。
としか言えません。^^;

そのくらい労苦して自分をつくらねば
自分をつくるってそのくらい大変なんだ
ということを、思い出させていただきました。

ちなみに作業で砂利をたたいて固めると書きましたが、
その固めるための棒や、タコと呼ばれる道具も、めちゃくちゃ重いです。
タコは10㎏以上だと思います。
それを一人、また複数人で、繰り返し繰り返し落とし叩き持ち上げて……。
膨大な時間と体力が、必要です。

作業の様子、映像で見ることがあったら、
見て終わりではなく、
ホームセンターに行って実際に道具を手にしてみては。
箕やシャックルなら、あると思いますよ。笑

私はこれを経験して、何より体力つけねば！と思ったのと、
何か自分も作業的なことができないか…と思い、
チェーンソーと刈払機（草刈り機）の講習に行きました。笑
月明洞ではまだ？実践したことないですけどね^^;