先生との。 ~さきいか。
先生との思い出、経緯を。
先生というのは、キリスト教福音宣教会の総裁、鄭明析(チョン・ミョンソク)牧師のことです。
イギリスでのことです。
イギリスでサッカー大会があり、当時、信仰的?にボロボロだった私は
様々ご迷惑をかけつつ、連れて行ってもらえることになりました。
私にとっては初イギリス。そして1週間あまり、とちょっと長期。
当時、イギリスといえば、雨とフィッシュ&チップス、という
乏しいイメージしかなかった私は、
出国直前に、突然、
“もしや日本食が恋しくなる?”
“非常食とは別に何か必要?”
と無性に不安になり、
搭乗口近くの売店で急遽さきいかを一袋買って、手持ちのバッグに入れたのでした。
ま、さきいかなら先生も食べられるし、と。。。
——そして、イギリスにて。
無事、大会も終わり、ボロボロだった私の面談?も終わり、
文化交流の時間になりました。
その日、日本の人たちが乗るバスに先生も同乗してくださり
イギリス観光することになりました。
バスの中でも歌を歌ったり、お菓子を配ってくださったり、
していました。
そしてグリニッジ天文台に行ったときのこと。
見学してまわり、ちょっと広いところにみんなが集まり
小休憩、といったところで、先生が、
何か食べるものある?
と。
みんなはバックに入れていたカロリーメイトなどを出したのですが
さすがにちょっと召し上がることはなく。
そこで、ハッと気付いた私。(笑)
私自身それまですーーーーっかり忘れていた、
日本で買って以来、バックにしまったままだった、あのさきいかをお渡しすると、
先生は袋を開け、ガシッと鷲掴みするとその一掴みを私に下さり、
残り(といっても袋に半分以上ありましたが)を食べ始め、
日本の人たち、まだみんな美味しいものを隠し持っているんじゃないの?
と言いながら、嬉しそうにモグモグされておりました…。
みんなはバックを開けて中身を出して見せたり、非常食を出してみたり。
そこで少し話してくださり、和やかな時間となりました。
その後、さきいかがよっぽど心にかなったのか(笑)、
ボロボロだった私を掴んでくださったのか、
ホテルに戻る道中、先生に手を引かれ、地下鉄でも隣に座らせていただいたのでした。。。
後日。
出国前に急に不安になったのは、あれは私の考えではなくて
神様か、聖霊様がそうさせたことだったのか~、と
後になってから気が付きました。
私のために。先生のために。
こんなふうに働きかけるんだなぁ、と、改めて、しみじみと思った出来事でした。
そして、さきいか。笑
先生が特別にさきいかが好き、というわけではないと思いますし(笑)
まあ、加工品より自然なものを召し上がるということは知っていたのですが…。
それよりも、
いつも、ちょこっと頭の片隅ででも
“先生は…”
“もし先生だったら…”
と、先生のことを考えるかどうかで違うんだろうな、と、思います。
自分のことだけでなく、先生のことも。
ひとつのことだけを考えるな、ともおっしゃいますし。
これと同じく
“神様は…”
“神様だったら…”
と、いつも考えられたら、もっと働きかけてくださるんだろうな、と。
それを望んでいらっしゃるんだろうな、と——。
ちなみに、これで私が急に信仰的にも元気に完全復活!
ということはなかったのですが、(すみません)
イギリスでの面談?で、完全復活⁈となる私のドイツ行きが決まったのでした。。。