精緻と、混沌と。

行ってきました、下村観山展。
まーそのタッチの細かいことっといったら。

10代ですよ!!これ描いたの!!
超絶技巧とはよくいったもので。まさに!これ!!
と、始終、圧倒され通しでした…

その観察力も、ですし、見たままを描けるその再現力といいますか…
(自分の語彙力のなさが悔やまれる…嘆かわしいのですが…💧)
緻密、細密…とにかく、すごい、の一言。笑

そして、日本画家初の公費留学でイギリスへ。
ラファエロの聖母子像を模写したり、と西洋画の技法も学び取り入れつつも、
日本画をベースにした様々な作品が展示されていました。

見ていると、何とも不思議な、新たな?世界に引き込まれるような、
今までの日本画、西洋画、という自分の枠組みが壊され再構築される、
そんな感覚にとらわれました。

考えてみると、時は明治から大正。
江戸から明治に代わり、今まで当たり前だったものが当たり前でなくなり、
普通と思っていたものが普通でなくなり、まかり通らなくなって、
世の中も生活も、価値観や考え方もどんどん移り変わっていく時代、
…だったのかな、と。

そんな激動と言われる時代に生まれて思春期を過ごし構築される自我って
どんなものなんだろうと思ったり。
混沌、という当時を思えば、日本画西洋画関係なく
ただ、描きたかった作品、だったのかな、とも思ったり。

今も、後の時代からしたら、
混沌とした、激動の、変動の時代を迎え、
生きているのかもしれません。

・・・なーんて、色々なことを考えさせられる展示でした。

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